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テンポとマーカー

テンポとマーカー

テンポ(BPM)、拍の線、マーカーの使い方。

テンポ(BPM)と拍の線

ファイルを開くと、テンポが自動で解析され、BPM と 1 拍目の位置が設定される(設定で無効にできる。無効の場合は「設定」→「処理」→「テンポ」の BPM が使用される)。解析したテンポは、実際の 2 倍や半分になる場合がある。画面下部の BPM の表示(「120 BPM」など)をクリックすると、次の方法で修正できる。

方法 内容
候補から選択 自動解析で検出された候補から選択する
×2 / ÷2 現在の BPM を 2 倍/半分にする
タップで計測 拍に合わせてタップした間隔から BPM を算出する
数値で入力 BPM を直接入力する
再解析 再度自動で解析する

「設定」→「処理」→「テンポ」→「テンポ変更時に全体を伸縮する」を ON にすると、BPM を数値で入力したときに、全トラックがそのテンポの長さに伸縮する(ピッチは変わらない。処理方式は加工の欄で選択しているもの)。候補からの選択/×2/÷2/タップは、テンポの誤検出を修正する操作のため伸縮しない。元に戻すと音声は復元されるが、BPM は復元されない。

「設定」→「プロジェクト」で BPM、拍子、1 拍目の位置を設定すると、波形に拍の線と小節番号が表示される(拍の線の表示は「設定」→「処理」→「テンポ」で切り替える)。テンポはプロジェクトごとに保存される。範囲の端や再生位置をドラッグすると拍の線に吸着する(Alt を押している間は吸着しない)。

マーカー

再生位置に名前付きの目印を追加できる(「編集」→「マーカー」→「マーカーを追加」または M キー)。目盛りを右クリックすると、その位置からの再生、再生位置の移動、再生位置の入力、「ここを 1 拍目にする」(拍の線をその位置から数え直す。テンポのマーカーの区間では、そのマーカーを動かす。近くの拍の線に吸着するので、ずらすときは Alt を押しながら右クリックする)、マーカーの追加のほか、その位置にあるマーカーの名前の変更/削除ができる。名前は M1、M2… から始まり、目盛り上の名前をダブルクリックすると変更できる。

  • 目盛り上のマーカー(線か名前)をドラッグすると、位置を移動できる(拍の線に吸着する。Alt を押している間は吸着しない)。動かさずにクリックした場合は、再生位置がその位置へ移動する
  • 選択範囲の端や再生位置は、近くのマーカーに吸着する(拍の線より優先。Alt を押している間は吸着しない)
  • 「再生」→「前のマーカーへ/次のマーカーへ」(Ctrl + ← / →)で移動する
  • 名前の変更/削除は、再生位置にあるマーカー、またはそれより前で最も近いマーカーが対象

テンポが途中で変わる曲

マーカーを右クリックして「ここからテンポを変える…」を選ぶと、そのマーカーの位置からのテンポ(BPM と 1 小節の拍数)を指定できる(「編集」→「マーカー」からも、再生位置にあるマーカーに対して指定できる)。指定したマーカーの位置から拍を数え直し、拍の線、拍への吸着、← → での移動、BPM に合わせる加工(ビブラートの速さ、拍数での長さなど)は、その区間のテンポで計算される。小節の番号は前の区間から続けて数える。

  • テンポを指定したマーカーには、名前の後ろにテンポが表示される
  • 「テンポを外す」をクリックすると、前のテンポがそのまま続く
  • プロジェクトのテンポ(BPM 表示)は、最初のテンポを表す
  • プロジェクトに保存される。元に戻す(Ctrl+Z)の対象にはならない

テンポの変化の自動検出

ファイルを開いたときのテンポの自動解析で、途中でテンポが変わるかも調べる。変化が見つかった場合は「テンポの変化が検出されました」のダイアログに、変わる位置と BPM の一覧が表示される。

  • 行を選択すると、その位置へ再生位置が移動する(聴いて確認できる)
  • 「採用する」をクリックすると、変わる位置にテンポ付きのマーカーが配置される(すでにその位置にマーカーがあれば、そのマーカーにテンポを指定する)
  • 「一定のテンポにする」をクリックすると、マーカーを配置せずに閉じる(曲全体が最初のテンポのまま)

検出の感度は「設定」→「処理」→「テンポ」→「テンポの変化の検出」で選択する(既定は「控えめ」)。

感度 内容
検出しない 途中の変化を調べない
控えめ 差が 6% 以上で、8 小節以上続く変化だけを検出する(誤検出が少ない)
標準 差が 4% 以上で、4 小節以上続く変化を検出する

倍のテンポや半分のテンポなど、解析で取り違えやすい比の差は、変化とはみなさない。音が小さい区間は判定に使用しない。